9歳~の予防接種(病気とワクチンについて)

お子様が成長し、小学校に入学されると生活リズムが大きく変わり、ついつい予防接種の時期を忘れ、接種の機会を逃してしまうケースが見受けられます。

しかし、9歳以降のお子様が対象となるワクチン(日本脳炎2期、二種混合、HPVワクチンなど)は、獲得した免疫を維持・強化するために大変重要な役割を果たします。

このページでは、9歳以降に接種が必要な大切な定期接種について、対象となるワクチン、適切な接種時期、そして期限を改めてまとめました。お子様の健康を守るため、今一度、接種状況と今後のスケジュールを確認しましょう。

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♠ 9歳~追加されるワクチン

・ 日本脳炎ワクチン(第2期:4回目) 

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  ♦ 11歳~投与開始されるワクチン

・ 2種混合(DT)ワクチン

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  ♦ 12歳~投与開始されるワクチン

・ HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチン

です。そして、以下が“推奨スケジュール”です。当院のinstagramからも確認できます。

では、予防する病気とワクチンについて説明します。


① 2種混合(ジフテリア・破傷風:DT)ワクチン【定期】

◆ 防ぐ病気:ジフテリア、破傷風
⇒ 
病気については「5種混合ワクチン」参照  

 ◎接種スケジュール1回 (11,12歳)

注意!:13歳以上は任意接種(自費)になります。
※ 2種混合ワクチン【定期】の代わりに、3種混合ワクチンの接種は可能です。
  ただし任意(自費)接種になります。

参考:「二種混合ワクチン」~知っておきたいわくちん情報(日本小児科学会)


② HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチン【定期】

 ◎症状と危険性

        • HPVは感染しても約90%は自然に排除されますが、約10%は感染が持続(持続感染)します。そして数年から数十年にわたって持続感染することで「がん」へと進行します。
        • 子宮頸がんは、主にHPVの持続感染によって引き起こされ、20~30代の若い女性で急増しており(年間約1万人)、進行すると妊娠・出産に影響をきたし、命に関わります。
        • また、HPVは子宮頸がんの原因となるだけでなく、男性もかかる中咽頭がん、肛門がん、陰茎がんなどの原因にもなります。
        • HPVワクチンは、これらの「がん」を防ぐための最も効果的な予防手段です。そして、9価ワクチン(シルガード9)が最も多くの種類を含んでいます。
        • 男性のHPVワクチン任意接種に対し、一部の自治体で費用助成が開始されています。最新の助成状況は、各自治体の広報にお問い合わせください。

   ◎接種スケジュール全2回または3回
小学校6年
(11,12歳)高校1年相当女子) 
※ シルガード9の場合(当院はこちらを扱っております

1⃣ 初回接種 <  15歳: 2回接種

注意!:初回と2回目の接種間隔が、5か月未満である場合、3回目の接種が必要になります

2⃣ 初回接種 ≧ 15歳: 3回接種

注意!:HPVワクチンキャッチアップ について
★ ~令和7年3月31日にHPVワクチンを1度以上接種されている方
 過去にHPVワクチンを合計3回受けていない
✓ H9.4.2~H20.4.1 うまれの女性
⇒ ともに、令和8年(2026年)3月31日まで 公費で接種可能です。
 (接種前は、事前に保健センターやクリニックに確認してください)

参考:

ヒトパピローマウイルスワクチン」~知っておきたいわくちん情報(日本小児科学会)

HPVワクチンに関するQ&A|厚生労働省

HPVワクチンキャッチアップについて:
 子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン) – 草加市役所